adidas CUP 2009 第33回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会決勝<BR>FC東京U-18vsセレッソ大阪U-18
ニッパツ三ツ沢球技場 2009/08/02 18:00キックオフ
天候:雨の三ツ沢
セレッソ1-0FC東京
得点:オウンゴール
悲願の優勝。
永井 坂口
細見 道上
宮田 夛田
小池 扇原 杉本 成田
一森
ベンチ:西浦、南(→高橋)、高橋(→成田)、藤山、宮園(→坂口)、風間(→宮園)
実に13年ぶりだそうだ。
フォーメーションでスタメンを書いたが今のセレッソには必要の無いこと。
めまぐるしく選手とフォーメーション、戦術を変えていく。
夛田はボランチからCB、本職のSBまで幅広くこなし、健勇はCBとFWを2回、繰り返した。
しかしその中でもスペシャリストたちがどっしりと腰を落ち着かせて構える。
スピードのサイドアタッカー道上隼人。
そしてU-18代表、スーパーストライカー永井龍。
守護神一森純(はGKだから当たり前か)
フォーメーションも目まぐるしく変えていくという、稀有なスタイル。
中谷監督仕込みのスペインサッカーなのか? いや、スペインでも稀有だろう。
ただ一つ、唯一の戦術は「守備」
それはハードなマークであったり、フォアチェックであったり、的確なカバーであったりする。
そしてそれを全員が全くサボることなく続けていく、これが戦術だった。
対するFC東京。
準決勝第2試合、試合を見ながら思わず唸ってしまう。
「上手くて強い」
個人能力の高さをベースに、きっちりと戦術が積み上げられていく。
守備攻撃問わず、局面には必ず綺麗なトライアングルが出来、パスコースを増やし(あるいは削り)ドリブルの道程を広げ、フォローを厚くする。
しかもそのほとんどをミス無くこなすその姿はちょっと前(俺が見ていたころ)のユベントスを思い起こさせた。
勝つにはどうすれば良いか、その答えもまた楽しみだった。
その解の一つはエース潰し。
言い方は悪いがFC東京10番、重松君を徹底的に押さえ込むこと。
このタスクを宮田、あるいは細見、小池が担い続けた。
ファール覚悟のタックルで仕事をさせない。
(批判はあるでしょう……しかし『ギリギリ』と俺は表現したい)
……つもりだったがスタッツを見れば実に7本ものシュートを撃たれている。
多分バーを叩いた何本かも重松君のものだったはず。やはり恐ろしい選手だった。
そしてゴール前でのハイボールは健勇が全て弾き返す。
しかしその後が難しい。
中盤で毀れた球は出足に勝るFC東京が支配。
やっとのことでマイボールにするも卓越したテクとパワーであっという間に取り返される、そんな状態が続く。
しかし動じないセレッソ。
それは「俺たちのキャプテン」扇原タカが居るから。
05年、トップ開幕戦でブルーノクアドロスの守備を見たとき震えたもんだが、そのインパクトに近い。
いや、超えたかも。
カバーリングの能力、対人性能はU-20代表合宿に呼ばれたのも頷ける。
そして前線へのフィードやサイドに出たときのクロスの精度。
これがゾクゾクさせる軌道を描くのだ。
早期昇格とも報道があったが、もしかしたら実現するかもしれない。
そしてもう一つ、特筆すべき一森のプレー。
この悪天候の中、キャッチやパンチングをパーフェクトにやりきった。
GL第1戦で自身のミスから失点したという彼はもう既にそれを糧にしている。
準決勝京都戦、PK戦でのサドンデスでの2本セーブも見事だし華やかだ。
だがこういったプレーと抜群の戦術眼こそが一森純の真骨頂なのだ。
押し込まれ続けシュートも撃てない状況でヤキモキする。
だが実はこれこそ「守備」を唯一の戦術にしているセレッソのペースだった、と言えたのかも知れない。
FC東京は後一歩、本当にティッシュペーパー1枚くらいの壁の向こうにゴールが見えていたと思う。
これでもかと攻め続ける東京。耐えてカウンターを発動させるセレッソ。
延長後半に入って道上が2人の東京DFを割ってエリアへ侵入したシーンで涙腺が緩む。
負けてない、俺たちも強いんだ。
絶対に勝たせてやりたい。
そして通算で107分目。
健勇のロングスローが投げ込まれ、PA内で龍と東京DFが競る。
競り勝ったのは今までどおりFC東京、しかしそのクリアボールが舞い上がった先には自陣のゴールがあった。
うちに帰ってスポルトを見たら物凄くさっさと決まっていた。
しかし現地で、目の前のボールはゆっくりゆっくり弧を描き
「あれ、この軌道はGKの上を越えて入るんじゃ……?」
と考える余裕さえあったように見えたのだ。
サイドネットを優しく叩くボールが見えたときに喜びが爆発、するも
「俺たちはここまではいつも来ていたんだ! ここからだ!」
という同志の叫び声で冷静に戻る。
そうだ。トップもユースも、残り数分で優勝という道は何度も通ってきた。
その先にあったものは思い出すのも辛いことだ。
選手も喜びもそこそこに全力でポジションに戻る姿が見える。
そこからロスタイムを含めて5分、FC東京の猛攻はこれまでのプレーをさらに圧縮したような凄まじさだった。
セレッソからもスマートな守備などというものはどこかに行ってしまったかのように、折り重なりながらスライディングをしてゴールを割らせない。
ロスに入った頃だろうか、物凄いシュートが一森の手の届かないコースへ飛んだ。
正直PK戦を覚悟した弾道だった。が、ラッキーにもクロスバーを叩き跳ね返っていった。
こういう時ロスタイムが経過する時計は永遠よりも長い。
ついに主審の両手が上がった瞬間、ホイッスルが聞こえる前に、今度こそ正真正銘喜びを爆発させた。
全日本クラブユース制覇。ついに優勝を手にしたのだ。
抱き合う選手、サポ。
表彰式そっちのけでサポーターの元へ走ってくる永井龍。
そしてその後を追って表彰式ですからこっちへというスタッフw
それにしても際立ったのはFC東京の強さ。
そしてセレッソの運の良さ、だったろう。
しかしそれにつけてもその運を呼び込んだのは献身的なプレー、そして熱いハートだ。
間違いなく、俺たちも強い。そのことを誇れる一戦になった。
月末にはJユースカップ予選が始まる。
さらに来月は全国ユース世代の頂点を決める高円宮杯に関西2位ではなくクラブユース選手権覇者としての出場となる。
戦いは続く。
ゆっくり休んで、こうなったら3冠さえも貪欲に狙おうか!
本当に本当に優勝おめでとう!
今日の観戦:生
あれこれ。
勝った瞬間、藤畑さんとこに真っ先に行こうと決めてましたw
凄くつまらないトップ天皇杯のあと「ユース見に行かんへん?」と誘ってくれた人。
間違いなく俺のセレッソ観を変えてくれた人だから。
そこで見た昇のドリブル。
翌年、その藤畑さんとカリスマブロガーとT君、4人で遠く遠くJヴィレッジに初めて遠征した。
その頃は横断幕さえ珍しい光景だったっけな。
そこで見た曜一朗のテクニック、久藤に対して芽生えた殺意w
一時期はユースに傾きすぎて某先生に叱られたときもあったけど、自分なりに折り合いをつけれるようになって来たかなと思います。
そう、この日同時刻で開催されたトップの試合も3-0と快勝し、長居では中谷セレッソコールが起きたらしい。
その声が繋がり届き運を呼び込んだんだと思います。
本当に本当に、みんなの勝利。おめでとうございます、と。
俺は……ただただ感動をくれた選手に感謝するだけだったなと。
少しでも、ほんの少しでも、皆の足が動いた足しになったのならそれで良いです。
ありがとう。
こんな俺にカップを持たしてくれなくてもw
ユースの状況を変えてくれた西村さん、そしてその種を育てた副島さんに心から感謝。
そして花を咲かせた中谷監督、おめでとうございます。
あと、東京コール、聞こえたかな。
セレッソコール、ありがとうございました。
秋、そして冬、今度は迎え撃つ形になります、また良い試合しようぜ。
大会MVPの健勇が調子に乗っていたので水鉄砲でお仕置き。純に譲れw
目の前で見た初めての優勝、そして初めての嬉し涙。
汚れたおっさんどもが目から綺麗なものをこぼしている姿は正直恐ろしいものがあるがw
しかし倒れるFC東京の選手たちを見ながら、去年の冬に流した涙と質の違う、しかし紙一重のものなんだと知った。
また一つ、セレッソユースは強くなれると、良い出来事でした。
天候:雨の三ツ沢
セレッソ1-0FC東京
得点:オウンゴール
悲願の優勝。
永井 坂口
細見 道上
宮田 夛田
小池 扇原 杉本 成田
一森
ベンチ:西浦、南(→高橋)、高橋(→成田)、藤山、宮園(→坂口)、風間(→宮園)
実に13年ぶりだそうだ。
フォーメーションでスタメンを書いたが今のセレッソには必要の無いこと。
めまぐるしく選手とフォーメーション、戦術を変えていく。
夛田はボランチからCB、本職のSBまで幅広くこなし、健勇はCBとFWを2回、繰り返した。
しかしその中でもスペシャリストたちがどっしりと腰を落ち着かせて構える。
スピードのサイドアタッカー道上隼人。
そしてU-18代表、スーパーストライカー永井龍。
守護神一森純(はGKだから当たり前か)
フォーメーションも目まぐるしく変えていくという、稀有なスタイル。
中谷監督仕込みのスペインサッカーなのか? いや、スペインでも稀有だろう。
ただ一つ、唯一の戦術は「守備」
それはハードなマークであったり、フォアチェックであったり、的確なカバーであったりする。
そしてそれを全員が全くサボることなく続けていく、これが戦術だった。
対するFC東京。
準決勝第2試合、試合を見ながら思わず唸ってしまう。
「上手くて強い」
個人能力の高さをベースに、きっちりと戦術が積み上げられていく。
守備攻撃問わず、局面には必ず綺麗なトライアングルが出来、パスコースを増やし(あるいは削り)ドリブルの道程を広げ、フォローを厚くする。
しかもそのほとんどをミス無くこなすその姿はちょっと前(俺が見ていたころ)のユベントスを思い起こさせた。
勝つにはどうすれば良いか、その答えもまた楽しみだった。
その解の一つはエース潰し。
言い方は悪いがFC東京10番、重松君を徹底的に押さえ込むこと。
このタスクを宮田、あるいは細見、小池が担い続けた。
ファール覚悟のタックルで仕事をさせない。
(批判はあるでしょう……しかし『ギリギリ』と俺は表現したい)
……つもりだったがスタッツを見れば実に7本ものシュートを撃たれている。
多分バーを叩いた何本かも重松君のものだったはず。やはり恐ろしい選手だった。
そしてゴール前でのハイボールは健勇が全て弾き返す。
しかしその後が難しい。
中盤で毀れた球は出足に勝るFC東京が支配。
やっとのことでマイボールにするも卓越したテクとパワーであっという間に取り返される、そんな状態が続く。
しかし動じないセレッソ。
それは「俺たちのキャプテン」扇原タカが居るから。
05年、トップ開幕戦でブルーノクアドロスの守備を見たとき震えたもんだが、そのインパクトに近い。
いや、超えたかも。
カバーリングの能力、対人性能はU-20代表合宿に呼ばれたのも頷ける。
そして前線へのフィードやサイドに出たときのクロスの精度。
これがゾクゾクさせる軌道を描くのだ。
早期昇格とも報道があったが、もしかしたら実現するかもしれない。
そしてもう一つ、特筆すべき一森のプレー。
この悪天候の中、キャッチやパンチングをパーフェクトにやりきった。
GL第1戦で自身のミスから失点したという彼はもう既にそれを糧にしている。
準決勝京都戦、PK戦でのサドンデスでの2本セーブも見事だし華やかだ。
だがこういったプレーと抜群の戦術眼こそが一森純の真骨頂なのだ。
押し込まれ続けシュートも撃てない状況でヤキモキする。
だが実はこれこそ「守備」を唯一の戦術にしているセレッソのペースだった、と言えたのかも知れない。
FC東京は後一歩、本当にティッシュペーパー1枚くらいの壁の向こうにゴールが見えていたと思う。
これでもかと攻め続ける東京。耐えてカウンターを発動させるセレッソ。
延長後半に入って道上が2人の東京DFを割ってエリアへ侵入したシーンで涙腺が緩む。
負けてない、俺たちも強いんだ。
絶対に勝たせてやりたい。
そして通算で107分目。
健勇のロングスローが投げ込まれ、PA内で龍と東京DFが競る。
競り勝ったのは今までどおりFC東京、しかしそのクリアボールが舞い上がった先には自陣のゴールがあった。
うちに帰ってスポルトを見たら物凄くさっさと決まっていた。
しかし現地で、目の前のボールはゆっくりゆっくり弧を描き
「あれ、この軌道はGKの上を越えて入るんじゃ……?」
と考える余裕さえあったように見えたのだ。
サイドネットを優しく叩くボールが見えたときに喜びが爆発、するも
「俺たちはここまではいつも来ていたんだ! ここからだ!」
という同志の叫び声で冷静に戻る。
そうだ。トップもユースも、残り数分で優勝という道は何度も通ってきた。
その先にあったものは思い出すのも辛いことだ。
選手も喜びもそこそこに全力でポジションに戻る姿が見える。
そこからロスタイムを含めて5分、FC東京の猛攻はこれまでのプレーをさらに圧縮したような凄まじさだった。
セレッソからもスマートな守備などというものはどこかに行ってしまったかのように、折り重なりながらスライディングをしてゴールを割らせない。
ロスに入った頃だろうか、物凄いシュートが一森の手の届かないコースへ飛んだ。
正直PK戦を覚悟した弾道だった。が、ラッキーにもクロスバーを叩き跳ね返っていった。
こういう時ロスタイムが経過する時計は永遠よりも長い。
ついに主審の両手が上がった瞬間、ホイッスルが聞こえる前に、今度こそ正真正銘喜びを爆発させた。
全日本クラブユース制覇。ついに優勝を手にしたのだ。
抱き合う選手、サポ。
表彰式そっちのけでサポーターの元へ走ってくる永井龍。
そしてその後を追って表彰式ですからこっちへというスタッフw
それにしても際立ったのはFC東京の強さ。
そしてセレッソの運の良さ、だったろう。
しかしそれにつけてもその運を呼び込んだのは献身的なプレー、そして熱いハートだ。
間違いなく、俺たちも強い。そのことを誇れる一戦になった。
月末にはJユースカップ予選が始まる。
さらに来月は全国ユース世代の頂点を決める高円宮杯に関西2位ではなくクラブユース選手権覇者としての出場となる。
戦いは続く。
ゆっくり休んで、こうなったら3冠さえも貪欲に狙おうか!
本当に本当に優勝おめでとう!
今日の観戦:生
あれこれ。
勝った瞬間、藤畑さんとこに真っ先に行こうと決めてましたw
凄くつまらないトップ天皇杯のあと「ユース見に行かんへん?」と誘ってくれた人。
間違いなく俺のセレッソ観を変えてくれた人だから。
そこで見た昇のドリブル。
翌年、その藤畑さんとカリスマブロガーとT君、4人で遠く遠くJヴィレッジに初めて遠征した。
その頃は横断幕さえ珍しい光景だったっけな。
そこで見た曜一朗のテクニック、久藤に対して芽生えた殺意w
一時期はユースに傾きすぎて某先生に叱られたときもあったけど、自分なりに折り合いをつけれるようになって来たかなと思います。
そう、この日同時刻で開催されたトップの試合も3-0と快勝し、長居では中谷セレッソコールが起きたらしい。
その声が繋がり届き運を呼び込んだんだと思います。
本当に本当に、みんなの勝利。おめでとうございます、と。
俺は……ただただ感動をくれた選手に感謝するだけだったなと。
少しでも、ほんの少しでも、皆の足が動いた足しになったのならそれで良いです。
ありがとう。
こんな俺にカップを持たしてくれなくてもw
ユースの状況を変えてくれた西村さん、そしてその種を育てた副島さんに心から感謝。
そして花を咲かせた中谷監督、おめでとうございます。
あと、東京コール、聞こえたかな。
セレッソコール、ありがとうございました。
秋、そして冬、今度は迎え撃つ形になります、また良い試合しようぜ。
大会MVPの健勇が調子に乗っていたので水鉄砲でお仕置き。純に譲れw
目の前で見た初めての優勝、そして初めての嬉し涙。
汚れたおっさんどもが目から綺麗なものをこぼしている姿は正直恐ろしいものがあるがw
しかし倒れるFC東京の選手たちを見ながら、去年の冬に流した涙と質の違う、しかし紙一重のものなんだと知った。
また一つ、セレッソユースは強くなれると、良い出来事でした。
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