あえて大久保と書く

 大久保嘉人の移籍が決定した。

 様々なゴールシーンを覚えている。
 生で見た最初のゴールシーンはJ2の時かな。
 ライン裏へのパスに抜け出してあっさりと決めて見せた。
 2002の昇格決定試合も同じシチュエーションだったが、あれは尹の美しいパスとあいまって、俺の生涯ベストゴールとしてこれからも覚えていることだろう。
 2004年の残留PKのことも。
 大久保は俺らの心に刻み込むゴールを多数生み出した。

 大好きな選手だ。大久保もセレッソのことを大好きなチームと言っている。
 でも彼はもうセレッソの選手じゃない。
 俺が応援するのはお門違いだし、その分神戸のサポーターに愛される選手になればいい。
 代表に出てくれば応援するだろうけど、はっきり言ってしまえば他の代表選手と同じレベルでしか応援できない。
 古橋がもし、セレッソの選手として代表に行ったとしたら、その不等号は言わずもがなだ。

 悔しく寂しいが、俺らのセレッソの状況はもう変えられない。
 昇格し、強豪と呼ばれるようになるまで、その状況は変わらないんだ。

 強豪になるため、大久保のような選手を「売りに出す」こともチームは考えて欲しい。
 情に訴えるだけじゃだめだ。情に流されるだけじゃ駄目だ。
 4億で売れるならびた一文まけちゃ駄目だ。
 そのお金で第2、第3の大久保を発掘し、育てていかなきゃ。
 じゃないと取られる一方になっちまう。
 今回のことを教訓に、そこまで考えられるチームを作っていかなきゃ。

 さらば、嘉人。ありがとう、嘉人。最後のエールだ。

頑張れ。お前はもっと出来る。



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